現在は、26歳の娘と24歳の息子がいるアメリカ在住30年の主婦です。
私は長女を日本で出産し、3ヶ月ほどしてからアメリカでの子育てが始まりました。
そんな私たち日本人夫婦がアメリカで子育てしてよかったか?日本とは何が違うのか?
体験談をもとに感じたことをお話しします。
日本人夫婦がアメリカで子育て!日本との違いは何?
アメリカで子育てをして実感した私が思う日本との違いは3つ!
・安全性が違う
子供に対する法律が厳しい
・アメリカと日本の学校何が違う?
いろんな人種がいるから
みんな違うのがあたりまえ
・歯に対する意識が違う
保険制度がちがう
アメリカと日本の安全性が違う
最近では、日本も安全ということは言えませんが、アメリカの治安は日本より安全ではありません。今も人身売買の噂はいまだに浸透しているようです。
なので、子供を守る法律がしっかりしていて厳しいです。
アメリカと日本の安全性が違うから子供が守られている
最近では日本も安全と言い切れませんが、アメリカの方が件数がかなり多いです。
なので、子供が安全ではないと思われることをすると罰せられます。
・13才以下の子供だけを家に居させると捕まる
・車の中にこどもを置いて買い物に行くと捕まる
アメリカと日本の学校何が違う?
子供たちをアメリカの学校に入れて私が衝撃を受けた違いは
・おやつを持参
・お弁当はサンドイッチ
・毎年個別に写真を撮る
・日本では教えないことを学んでくる
おやつタイムがある
キンダーガーデン4さいからアメリカの学校に通わせていますが、10時と3時のおやつタイムがありました。
それは、毎日持っていかないと行けないので甘いものを食べさせたくなくても食べてしまうのが嫌でしたね!
そして、幼稚園だけでなく、小学校の高額年までもおやつタイムはあるのは衝撃でした。
アメリカ人と日本人のお弁当
外人さんのお弁当は簡素で、サンドイッチでも、「ピーナツバターとジャム」のようなものが多いです。
なので日本人のお弁当はみんな興味津々なんです。
毎年個別にプロマイド写真を撮る
私が子供たちをアメリカの学校に通わせて衝撃を受けたことの1つに毎年1回プロマイド写真を撮るということです。
また、子供写真の撮られ方にも衝撃を受けたのを覚えています。
アメリカの学校では証明写真でも歯を出して笑って写真を撮ります。
それと、小学生から高校を卒業するまで毎年学校で写真を撮るという習慣があります。
そして、色々なサイズの写真をオーダーします。
ウォレットサイズを沢山オーダーして子供達はお友達と交換し合うという風習があります。
そのような習慣はとてもいいなと思いました!
アメリカの学校では日本の学校で教えないことを自然に学んでいる
子供が小学校の時点で「タバコは体に悪い」ということを学んできます。
小学生の高学年の時期には、LGBTのことも理解していました。
私は驚きましたが、とても大事なことを教えてくれるんだな〜と思いました。
多人種の中で育つからみんな違うが当たり前
日本はみんな一緒が好きですが、「アメリカはみんな一緒じゃないのが当たり前」で育ったので、彼らの人生においてプラスに働くと思うことの一つです。
太った人にデブや「くそばばあ」「くそじじい」など、人の外見をバカにする言葉は絶対に言わないので、それもよかったな〜と思うことの一つです。
学校の送り迎えは必要
日本では幼稚園の時は当たり前ですが、アメリカでは16歳以下の子供は学校やバス停まで親が迎えに行かないといけません。
日本では親は仕事してるんだから「自分で帰ってきなさい」というのは当たり前ではないでしょうか?
アメリカではそうはいかず、迎えに行かないといけません。
その一方で学校の送り迎えをするメリットはすごくあったと思っています!
それは、
高校生の年頃の男子でも親子仲良く会話ができたという事。
16才まで車で送り迎えしたことで沢山話すことができたのです。
学校であった事、どんなことを学んでいるのか、悩んでいる事、考えている事などなど成長していく姿を感じることができました。
日本の男の子は高校生になるとあまり話さなくなったり、「うるせ〜」(今は言わないのかな?)
ということは言われなかったからよかったな〜とつくづく思います。
アメリカの学校のコロナの給付金について
また、これは私の子供の話で、大学の学費のローンの返済をしなくても良くて、ローンの利子がつかないという制度がありました。
ほとんどの大学生はローンで学校に行っているのですが、コロナになって親が職を失ったりした人がいたため、ローンの利子がつかないようにしてくれたりという配慮がありました。
また、わたしの知人の話しですが、アメリカの公立の小学校〜高校でコロナ時、オンライン授業だった為、学校給食を食べてないという名目で給食代が還元されたりと他にもいろんな給付金が沢山もらえたそうです!
手当や給付はものすごく進んでいますし、対応が早いです。
アメリカと日本の常識の違い
当たり前の話ですが、アメリカ人と日本人とでは、子どもを育てるうえでの常識や考え方が異なります。
アメリカ人と日本人の家庭内子育て何が違う?
アメリカでは子供を小さい時から自分の部屋を持っていて1人で寝かせるなど、自立させるのが早く子供でも1人の人間として扱うということが多いです。
まあこれに関しては、大きな家があるからできることですよね!
また、週末には子供をベビーシッターに預けて夫婦2人でお出かけするなど、夫婦の時間を大切にしているようです。
私たちはアメリカで育てましたが、そのようなことはなく日本の文化や習慣で育てました。
ホームスクール
アメリカでは家庭で母親が教えるホームスクールというものを実行している家庭が多いです。
理由はさまざまで、
・小さいうちに変な環境に置きたくない
・学校で教えるより家庭で学ばせた方が良い
などの理由があるようです。
私の家の隣人がホームスクールで子供を育てていました。
ですが、成績は優秀でした。
その方の話によると、同じ学年で高校に通っている学生と同じテストがを受けて学校に通っている学生より成績がよかったそうです。
この話は20年も前の話なので、その頃からオンライン授業をしていたと考えるとすごく進んでいますよね!
子供への言い聞かせ方の違い
アメリカ人は子供を一人の人間として扱います。
何か子供が疑問を投げかけた時、悪いことおをした時、目線を合わせてしっかり子供が納得する言い方をします。
日本のように上から怒鳴ったりバカとか言ってしまうようですが、がそのようなことは言わないです。
子育てにおいて、とても勉強になりました。
挨拶について
外人の中で育ったので外人のお友達への挨拶はハグ、日本人には会釈などしっかり使い分けができます。
家の中でも、親に寝る前のおやすみのハグや電話を切る前の挨拶としてlove youなど、スキンシップが取れていい関係が築けている。
というアメリカナイズした習慣はよかったことの1つです。
アメリカの自然と都会の融合で育てることができた
「アメリカでの子育て」といってもアメリカは広いので全てが同じとは言えませんが、私が住んでいるところは、自然に囲まれたキレイなビーチがありました。
住んでいたコンドミニアムにもプール付きだったので、いつでも泳ぐことができたり土日のどちらかはビーチやプールでバーベキュー!
高級ホテルの会員だったのでプールや豪華ディナーは月に数回は当たり前!
なんてこともできていました!
もし私が日本に住んでたら、高級ホテルのレストランで毎週食事なんてできていなかったので、よかったと思います。
アメリカ人は歯に対する意識が高い
アメリカでは歯に対する意識が高いです。
アメリカでは健康保険にはいると、プラスしてデンタルプランに入ることができます。
デンタルプランに入っていると年に1回クリーニングとチェックアップが無料でできます。
このデンタルプランに入っていたおかげで、年に1回歯医者に行ってクリーニングをしてもらったおかげで、歯をきれいに保つことができました。
また、15歳ころから歯の矯正をする子供が多くなります。
そのため、うちの子供たちは歯科矯正は自分もやるものだと思っていたので矯正をしました。
日本にいたら歯に関する意識は持てなかったと思うと、アメリカで子育てしてよかった!
ことの1つです。
アメリカと日本の健康保険の違いについて
アメリカと日本では健康保険制度が全然違います。
健康保険の制度はとても複雑で、それはそれはとても高いです。
それにくらべて日本の保険精度はとても優れていると思います!
自治体によっても違うと思いますが、子供も何才までは医療費はただというところも多いのではないですか?
アメリカでは、フルタイム(正社員)だと会社で払ってくれるところがありますが、基本個人で払う場合が多く、一人で1ヶ月に8万円は当たり前なんです。
ファミリードクターが必ず必要で、専門の病院に行くのにファミリードクターの紹介がないといけないので、本当に面倒です。
おかげさまでうちの子供は健康だったのでその点では助かりました!
また、普通の保険では歯医者さんには行けません。
【体験談】アメリカで子育てしてよかった?日本と何が違うのかを暴露
【体験談】アメリカで子育はよかった?日本と何が違うのかを暴露してきました。
結論、海外に出たからこそ思うことは、日本はとてもすばらいい国だということです!
アメリカで子供を育てるのにはお金がかかり、日本の方が子供を育てるのにお金はかかりません。
でも、アメリカで子育てしてよかったと思っています。
それは、小さい時から自然と都会の中でグローバルに育てることができたし、私自身がアメリカが好きなんだと思います。
日本で子育てしていたら…「こんなに学費かからなかった」と考えることもありますが、子供たちはアメリカで良かった!
と言っているので良かったのではないでしょうか?
完璧なアメリカ人ではなく、日本人の良いところとアメリカ人の良いところを掛け合わせた人間になってくれたと思っているのでそれでいいと思っています。
そして、私たちはアメリカの星を持った家族だったんだなと…思います。
補足:
ここで書いたアメリカ人の話は全ての人ではないです。
もちろん、ネグレクトの方や子供に虐待をする方もたくさんいます。
ただ、私の周りにはそういう人はいなかったので、良い面をみることができたということだと思うので、恵まれていたと思っています。